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ほえほえ日記

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2006-11-19-Sun 雨降りで寒い日曜日 [長年日記]

昨日はお出掛け

一日かけて、3つの展覧会(美術展)を見てきました。場所も上野→両国→豊洲と移動。
お天気に恵まれて、一日楽しんできました。
来週からは旦那さまがまた繁茂期に入ってしまうので、欲張って3つも回りました。
おかげで、今日は脚が疲れております(^_^;) まあ、心地よい満足の疲れではありますけどね。
それぞれの内容は以下に記します。

上野 国立西洋美術館

ベルギー王立美術館展まずは上野の国立西洋美術館へ。
見たかったからってのもありましたが、運良くチケットが、2人分当たったってのが大きな理由(^_^;)
朝9時15分ぐらいに到着。すでに、目的の美術展への入館待ちのひとの列が出来ておりました。
9時半に開館。さすがにバーゲンとかのひとの列と違って、みんなふつうに歩いて入り口へと向かいました。

見終えて出てきたのは11時半ぐらい。だいだい2時間、観賞に時間を費やしました。
開館と同時に見始めたせいなのか、土曜日の割にはゆっくりと思うままに見ることが出来ました。

感想としては、内容はそれほど悪くないのですが、館内の照明が非常に悪かったです。
それぞれの絵を見るたびに、下がったり前に出たりして、場所を考えないと天井の照明の映り込みがひどくて、見るのに苦労しました。
もう少し照明を考えた展示にして欲しいです。
中世から近代に至るまでのそれぞれの時代の絵の展示でしたが、近代は少なく、そのせいもあって、印象が散漫になりました。
王立美術館所蔵の品の中でも、もう少し時代をしぼって点数を増やした方が、印象深かったかもしれないです。

お昼は上野で

和風カルボナーラナポリタン次の場所に移動する前に、お昼を食べました。
上野駅のすぐ近くにあるニコラス ピザハウス 上野店です。あの、六本木のニコラスの上野店です。
少し前に旦那さまが食べて美味しかった「メニュー」があるので、それを、というのが理由。
で、そのお薦めのメニューは、和風カルボナーラです(写真右)
上にカツオブシがかかっております。カルボナーラの味なのですが、鰹の出汁を使っているようです。
出汁の甘みと塩加減がほどよくて、カルボナーラでありながら、名前通りに和風でして、なかなか美味しかったです。
旦那さまは、ナポリタン(写真左)
ひと口いただいたのですが、なんだか甘い。トマトソースというよりは、ケチャップの味。
懐かしい安い味ではないのですが、これはこれで美味しかったです。

両国 江戸東京博物館

江戸の誘惑江戸東京博物館さて、お昼を食べたら、両国へ移動。江戸東京博物館へ向かいました(写真左)
ここのメルマガを購読している私ですが、実は行くのは初めて。
都民であった頃は、いつでも行けるからという感覚で、ついつい後回し。
結局都民でなくなってから、行くことになるような有様です(^_^;)
目的は「江戸の誘惑」という浮世絵の美術展。
ボストン美術館所蔵の肉筆の浮世絵の展示なんです。
浮世絵というと、多色刷りの印刷がほとんどですが、実は浮世絵師が特別に直接書いたものもあるんです。
大概が、旗本やお大尽の依頼品。やはり美人画が多いのですが、動物や想像上の生物、風俗を描いたものも結構ありました。
葛飾北斎の描いた、動物の絵が、どれもこれも可愛らしかったです。
百鬼夜行も作品の中にありました。カワウソ、猫マタ、ろくろっ首、その他もろもろの妖怪達が生き生きと描かれておりました。
状態の悪いものもありましたが、ほとんどが絵の具も美しく、その筆遣いの妙を感じることの出来る作品ばかりでした。


日本橋界隈日本橋界隈松平様お屋敷そのあとは、常設展示へ。
原寸で再現された、擬宝珠のついた木製の日本橋を渡ると、そこは江戸の世界でした。
日本橋からは再現された中村座と神田祭の山車が望めます。
圧巻は、再現された日本橋界隈(写真真ん中、右)や、松平様のお屋敷(写真左)などのミニチュア群。
大概の場所での写真撮影も可能で、ミニチュアの詳細を見ているだけでウキウキしてきます(苦笑)
江戸好きにはたまらない空間だと思います。
4人担ぎの籠に乗り込めたり、火消しの纏やら千両箱やら、果ては両天秤の肥桶まで担げたりします。

しかし……広い……広すぎる。
次にまだ移動したい場所があったのと、脚がかなあり疲れてきたので、途中で断念。
常設展示だけを目的で、もう一度リベンジの誓いを立てて、江戸東京博物館をあとにしました。

豊洲 ララポート豊洲

ララポート豊洲UKIYO-e TOKYOさて、有楽町で有楽町線に乗り換えて、豊洲へ。初めての豊洲です(^_^;)
目的は、最近出来たララポート豊洲(写真左)です。(ただし、写真はアネックス)
1階に、平木浮世絵財団「UKIYO-e TOKYO」が入っております(写真右)
そこで開催されている「にゃんとも猫だらけ」猫の浮世絵展を見に行ってきました。
情報を掴んだのは、ララポート豊洲がオープンされる前でした。
しかし……前期、中期、後期と期間が3つに別れていて、それぞれ展示内容が入れ替えになるという情報を掴んでいませんでした。
結果、前期は見逃してしまい、今回中期も、本日19日までと言うことで、慌てて出掛けた次第です。
(ちなみ後期は23日〜12月17日まで)
歌川国芳の作品が多かったです。
この国芳、大変な猫好きで有名な浮世絵師でして、名をあげたのは確か水滸伝のシリーズだと思いましたが、私はどちらかというと遊び心、洒落っ気、のある浮世絵を描くひとだという認識です。
人の顔を何人もの人間で構成した「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」なんて、見たことがある人は多いのではないでしょうか?
これは「寄せ絵」と言われる手法で、他に猫の寄せ絵でしゃれこうべを描いてみせたりもしています。
猫を擬人化した作品も多いし、美人画のどこかに猫がいたり、猫の姿態を東海道五十三次にそれぞれ地口でたとえて描いてみたりと、猫好きを大っぴらに表明している絵師です(笑)

さすがに、肉筆の浮世絵を見た後なので、刷られた浮世絵は色という点では多少見劣りします。
それでも、国芳の作風や洒落っ気、豪快さは感じられたと思います。
スペースの関係で、展示数が少ないのが残念。ただ小さいスペースであるがゆえに、ひとの入りも少なく、じっくり自分のペースで心おきなく見られるのは、いいかなあと。
さて、後期はどうしようかな……ちょっと他にも何か絡められる事がないと、なかなか豊洲までは足を伸ばすのは、大変です。

ララポート豊洲内でお茶

ヤクンコーヒーとカヤトーストメニューヤクン・カヤ・トースト3つの美術展を回りきり、さすがに足が疲れました。
ちょっとお茶でもしたいよねえ〜甘いものも欲しいよね〜と夫婦揃って泣き言(苦笑)
ララポート内をそれでもうろうろしながら、気になるお店を見つけたので、試してみました。
ララポートアーバンドッグ内にあるヤクン・カヤ・トーストです。

もう陽はとっぷりと暮れて、はや晩ご飯の時間でもあったので、ふたりで一人前を半分こしました。
たのんだのは、名物のカヤトーストヤクンコーヒー(写真右)
カヤトーストは、かりかりにトーストしたパンにカヤジャムといのが挟んでありました。
カヤジャムって、なんじゃ? ってのは、パンフレットに書いてありました。
卵、ココナッツミルク、パンダンリーフ(香り付けようの葉)、砂糖で作られたものだそうです。
さっくさくのトーストを囓ると、ほんのりとした甘み。これはーーー美味しいっ♪♪
シンガポールで大人気というのもうなずける味。
1号店がここ、ララポート豊洲のようですが、他にも展開しそうな気配。なるべく近くに出来ると嬉しいです。
で、ヤクンコーヒーはコンデンスミルク入りのコーヒー。
旦那さまがその淹れるさまをしっかりチェックしたようで。
コンデンスミルクに、濃く淹れたコーヒーを注ぎ、混ぜてからお湯で薄めていたそうです。
コンデンスミルク入りということで、すんごく甘いのかな?と思っていたのですが、さにあらず。
ほどよい甘さになっていてくどくなく、とっても美味しくいただくことができました。
(そのうち、旦那さまが再現してくれることを期待します(笑)

ひと心地ついたので、豊洲をあとに、上野へと向かいました。

晩ご飯

上海バール 功夫麺上野で晩ご飯。でも、最初の目的のお店は…………ある理由で断念。
急遽、その近くの日本酒の揃えのよい居酒屋へ。
それぞれ、2杯づつ、美味しい日本酒をいただき、数々の肴を食べてほどよく満足。
(常連さんの多そうな、小さいお店だったので、写真は撮らず)

で、お店を代えて、我が家お馴染みの上野駅舎内の上海バールへ。
チンタオビールをあけつつ、つまみを2〜3品。
麺が食べたかったので、写真の功夫麺(カンフー麺)を注文。
こ……これが、辛いっ! 辛いもの大好きの我が家が「辛いね〜」と、口に出して言うほど、辛いっ!
でも、美味しいのです。ちゃんと、甘みもあって、あとをひく味なのです。
日本酒の酔い、吹っ飛ばしてくれましたが、お腹もお口も大満足。
これは、次もたのもう。リピートしたくなる辛さとうま味と甘み♪
大満足で、帰路へとつきました。

長命寺の桜餅

櫻の葉3枚で櫻の葉だらけ(笑)長命寺の桜餅おみやげにと、江戸東京博物館内の墨田区文花観光コーナーでで、長命寺の桜餅を購入して帰りました。
たのんだときは、まだお店に品物が届いていず、前金払ってお取り置きしてもらって、受け取ったときには既に売り切れておりました(^_^;)
ほかにも言問団子をはじめ、名物や小物がいろいろ置いてありました。

で、帰宅してからさっそくいただいた次第。
あけてみたら、一面桜の葉だらけ(笑)(写真真ん中)
お餅ひとつにつき、複数枚の桜の葉で包んであるというのは、情報として知っておりましたが、想像以上でした。
ほとんどが、3枚櫻の葉をつかって、お餅をつつんでありました(写真右)
お餅の中の餡と、塩漬けの桜の葉の塩気とがいい感じです。さすが名物だけのことはあります。美味しかったです。

足はかなり疲れましたが、お腹も気持ちも大満足の一日でした。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
はかせ (2006-11-20-Mon 00:11)

美術展3つも梯子ってのはすごいですねぇ〜<br>しかも遠方からはるばる・・・<br><br>確かにベルギーのやつは絵が傷まないようになんでしょ〜けど必要以上に照明くらかったかもw<br><br>江戸博物館のは未だ逝ってないので、ぜひ行きたいす。<br>みやげの桜餅もできたら・・・

SAYAKA (2006-11-20-Mon 01:03)

>はかせ<br> 遠方って……上野まで自宅から1時間ですが?充分ここらへんは、通勤圏内で、都内通勤者が多いんですけど?なんか随分と誤解なさっているようですね。<br>ベルギー展は室内の照明はあれで充分だと思います。暗いとは思ってません。ただ、館内照明に合わせてスポットを考えて欲しいという事です。

さとしす(satoshis) (2006-11-20-Mon 12:53)

まーまー。世間の皆様が、通勤圏にあることに気づいていないがゆえに、変に都市化しないで済んでいるのではないかと。丁度良い「とかいなか」ですよね。

SAYAKA (2006-11-20-Mon 19:38)

>さとしす<br> お気遣いありがとですうm(_ _)m<br> まあ、ひとの距離感覚はそれぞれなんですけどね、けどねえ……って感じですかね(苦笑)

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