ほえほえ日記
〜フォントサイズ「小」で綺麗に見えるように書いています〜
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昨日、雨の中自由席を確保しに出向き、昨年よりも更にちょっと下流側に席を確保しました。
今年も友人が集まっての花火競技大会の鑑賞会となりました。
雨はなんと降らずに済みましたが、日中怪しいと思ったので、今年は雨避けにとタープを張りました。
もちろん、競技大会が始まる前には撤収します。
前日の雨降りのおかげで、いつもより準備には時間が掛かってしまいました。
いつもどおり昼ぐらいからゆるゆるとジンギスカンをしたり芋煮をしたりして過ごします。
始まる頃には、全員揃いきりました。
今年のスターマインは、渋い構成が多かったように思います。
毎度のことですが、ふつうの花火大会と違って各煙火会社が競う大会なので、見応えがありました。
来年も楽しむ予定。もっと楽しめればと思います。
……ジブが入院して手術を受けたので、ちょっと心に引っかかりがあったまま今年は見てしまったので……
★ この日の日記は日付を遡って書いています。遡らなければ……書けませんでした。
本日、2009年10月7日水曜日、正午過ぎにジブが息を引き取りました。
享年13歳5ヶ月でした。
大事な大事な愛猫でした。
13年以上も私のそばにいてくれた存在でした。
後悔ばかりが残っています。
13年以上も一緒にいてくれてありがとう。ジブ。
本当にありがとう。
今朝、ジブの夢を見ました。
ちょっと風変わりな夢でした。
さっきまでそこに居た旦那さまの姿が見えません。
どこかに行ったのだろうかと、階段を上がり窓から外を眺めると車がありませんでした。
知らないうちに、車で出かけたのだろうと推測をつけます。
どうしてそういう気分になったのかわかりませんが、1階に戻り道路に出ました。
目の前を通れるはずのない大型トラックが二台横に並んで通り過ぎて行きます。
反対側からは普通乗用車がやはり二台横に並んで向かっていきます。
ぶつかると思った瞬間に、どの車も掻き消えました。
何もいない道路に、うちの車がふいに姿を現します。
私の目の前に停まり、旦那さまが降りてきて「お客様をお連れしたから」と言いました。
来客の予定はなかったはずなのですが……
スライドドアが開いて、誰かが降りる気配。
でも、目には見えないのです。
それなのに、私は「いらっしゃいませ。どうぞ」と案内して家に入りました。
数人の人型の気配が、ざわざわと家の中を歩いている感じなのですが、見えません。
ところが、急に足もとをかすめて2階に駆け上がる気配が。
目を向けると、年老いた小さな小さな女性、幼児ぐらいの体格のひとが、細い剥き出しの手足を床について階段を四つ足状態で上がっていくのが見えました。
階段を上がりきった途端、声が上から降ってきました。
「あんたは、帰るのが遅すぎる。いったいどこで何をやってたんだっ!」
怒鳴る口調で誰かをしかっています。
私は階段を駆け上がり、その人を怒ります。
「いくらお客様でも、いきなりうちの猫を怒らないでくださいっ!」
振り返ったその人の瞳は猫の目で、にやりと笑うと、ふっと姿が消えました。
そして、消えた姿のその先には、ジブの後ろ姿が。
背中を向けたままでした。
寝室の入り口にちんまりと、背中を向けたままだけれどジブが座っていました。
「ジブ」と声を掛けようとしたところで、目が覚めました。
寝室は真っ暗なまま。その暗闇の中で動く気配がします。
くろんと夜が「起きるの?」と、もぞもぞと身体を動かし始めておりました。
夜が「おはよー」と頭をこすりつけてきます。
くろんが、「ふひゃあーあ」と大きなあくびをしました。
涙が出てきました。
ジブはようやく家に帰ってきてくれたのでしょうか?
それでもまだまだ許してくれなくて、背中を向けたままだったのでしょうか?
わかりません。
でも、ようやく、夢の中ではあるけれど、ジブに会う事が出来ました。
あのお客様は誰だったのでしょう。
瞳だけが金色の猫の目で……そう、「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる猫娘に似ていました。
でも、娘ではなく、もっと年老いた老婆に近い年齢に見えました。
不思議な夢でした。でも、たとえ背を向けた姿でも、ようやくジブに夢の中で会えたのは嬉しかった。
ジブを亡くして以来、眠りが浅く、夢なんてひとつも見ていなかったから。
夢でもいいから、会いに来て欲しいと切に願っていたにもかかわらず……。
今朝、この夢を見たので、ようやくジブのことを日記に書く勇気が出ました。
だから、息子たちの日記もこの日記も、日付を遡って記しました。
ありがとう、ジブ。たとえ後ろ姿だけでも、本当に嬉しかったよ。
今日は1日曇り空。
すきっとしないお天気でした。
旦那様が久しぶりに、包子を作ってくれました。
肉まん(写真左)、花巻(写真右)、あんまんの3種類。
(あんまんの写真は取り忘れ(^^;)
B
それを察して、何か喜ぶものをと作ってくれました。
相変わらずどれも美味しかったです。
それ以上に、自分もしんどいと思うのですが、気遣ってくれた気持ちが嬉しかったです。
今日は日差しがありましたが、薄雲が広がった1日でした。
久しぶりに試写会が当たったので、東京まで出かけました。
普通なら葉書なのに封書に入っていて、コースターなんかのグッズも同封されておりました。
観たのは「ホースメン」です。
チャン・ツィイーは結構好きな女優さんなので、楽しみにしておりました。
でも……残念ながら、あまり面白くありませんでした。
殺人事件が発端のミステリー仕立てなのですが、犯人が明かされるのが早すぎます。
明かされた後の展開も、なんだかなあな感じでした。
もう少しやりようがあったように思います。
たぶん同じ要素でも組み立て方次第で、面白い作品になったように感じます。
ちと残念な結果となりました。
試写会で良かったです……
試写会が終わったのが午後少し経ってからでしたので、以前から行きたかったお店に向かいました。
佃にある漆芸のお店で中島です。
もう何年も前から欲しかった品物があるんです。
江戸八角箸と言われているもので、ようやく購入することが出来ました。
もう、一生もんのお箸でございます。
この先、真っ二つに折れでも市内限り、この先自分用のお箸を買い換えることはないだろうと思います。
職人さんがお元気である限り、多少の事なら修繕もしてもらえますしね。
写真の左側が私の箸で、本紫檀。
右のが旦那様ので、本黒檀です。
一生もんとは言え、お値段も結構なものでした(^^;)
でも、価値に見合う愛用できる逸品だと思います。
念願かないました。嬉しいです。
せっかく佃まで行ったのだからと、住吉神社にお参りしてから、佃煮を買って帰ろうという話になりました。
初めて訪れた住吉神社は、なかなか厳かで清廉な場所でした。
お参りを済ませてからてくてくと歩き佃煮のお店を目指します。
江戸幕府が開かれて早々に摂津国佃村から呼び寄せられ定住した方々。
一時期は相当数のお店があったようですが、現在は数軒。
そのうちの一軒「天安」で買い求めました。
買い求めたのは4種類。
右の写真、左上が浅蜊。右上が葉唐辛子。
左下がハゼ。右下がウナギです。
どれも美味しかったです。
各お店によって、秘伝のタレの味が違うとの事なので、今度は別のお店でも買って、食べ比べてみたいです。
今日は快晴。お日様いっぱいでぽっかぽかでした。
さて、今年も黒大豆畑のオーナーになりました。
今年も受け渡し式はご近所の「ワープステーション江戸」の駐車場で執り行われました。
お味噌汁やおにぎり、枝豆なんかが振る舞われます。
今年は旦那様も一緒に出かけて、お昼代わりにいただきました。
畑に到着。
珍しく昨年と同じ場所でした(これまで毎年変わっていたんです)
畑に着いて、自分の区画(畝)を見て回りました。今年もたっぷり収穫できそう。たわわんと実っておりました。
今日は京都へと向かいました。
2月に亡くなった義母の法事で、宗派の本山である東本願寺で、須弥壇収骨(しゅみだんしゅうこつ)をするためです。
10時に開始なので、こちらを始発で出発しました。
朝食代わりに東京駅でお弁当を購入しました。
上段が私が食べた「JTB時刻表 祝1000号 はっこう(発行/発酵)弁当」です。
なんだから長ったらしい名前ですが、要は、記念弁当。
1000号発行記念の「はっこう」に掛けて、発酵食品が満載のお弁当でした。
なかなか美味しかったです。
下段が旦那様が食べた二段重になった「大人の休日倶楽部 弁当」です。
なかなか豪勢なおかず満載。秋らしく松茸ご飯だったりして、こちらも中々美味しかったそうです。
無事に法事を済ませることが出来たので、早速移動。
今晩泊まる予定のお宿に電話をしたら、まだチェックインの時間には早かったのですが、荷物を預かっていただけるとの事でお願いして、私たちは、奈良へと出発しました。
目的は、本日から開催されている「正倉院展」を観るためです。
ずっと前から、毎年観たい観たいと思っていた展覧会、ようやく願いが叶いました。
初日なので、混むことを覚悟して臨んだのですが……
ちょうど時間帯が良かったのか、団体客とおぼしき集団がまったくおらず、全然混んでなかったのです。
実にゆっくりじっくり、3時間近くも掛けて、ひとつひとつ足を止め、つぶさに展示物を観て回ることが出来ました。
いやあ、眼福。目の保養をたっぷりさせていただきました。
毎年展示物が違うので、出来れば毎年来たいところですが、なかなか難しいでしょうなあ……
写真の図録を購入して出た後、団体さんのバスが到着していました。
いや、ほんと、絶好のタイミングだったようです。
駅近くまで歩き、喫茶店でひと息入れてから、おみやげを買って、京都へと戻りました。
泊まるお宿は駅の目の前で、朝食はついているものの、晩ご飯は無いので、駅ビルの中の京都おばんさいのお店でお酒を呑みながらの晩ご飯。 こちらのお店、なかなか美味しかったです。
こうして、京都初日は終わりました。
京都滞在2日目。
駅前のホテルでおばんさいの朝食をいただいてから出発。
空は曇り空。雨は降りそうにはありませんでした。
駅のロッカーに荷物を入れてから、徒歩で出発。
まず向かったのは、西本願寺です。
NHKのテレビ番組で、御影堂の屋根の修復を放送していて、修復後の姿を見てみたいなあと思ったからです。
あまりに大きくて、境内の隅っこに寄って撮影したけれど、入り切りませんでした(^^;)
瓦屋根が美しかったです。
警備のひととふとした事でお話しをする機会があったのですが、とても詳しくお話しをしてくれました。
西本願寺を堪能してから、目の前のバス停からバスで移動。
嵐山鉄道の駅近くで降りました。
チケットを買って、嵐山鉄道で太秦を目指します。
乗ろうと思った電車は、「源氏物語」の記念電車でありました。
車体に源氏物語の絵巻が描かれています。
嵐山鉄道は、一部道路を車と平行して走る区間があります。
市電とはまた違うのですが、以前乗ったとき強く印象に残っていました。
そこで、今回はビデオを持ってきていたので、運転席のすぐ後ろに陣取り、旦那様が撮影してくれました。
うちの旦那様にとっては初めての経験で、面白がっておりました。
下段の写真は、購入したチケット。
向かう予定の映画村の入場券と2回分の乗車券がセットで割引価格になっていました。
ん~十年ぶりの嵐山鉄道。変わらず走っていて嬉しかったです。
太秦映画村を後にして、ふたたび嵐山電鉄に乗り込み終点嵐山を目指しました。
嵯峨野を歩いてみたいという旦那様のご希望があったからです。
嵐山駅に到着すると、なんと駅舎内に「駅の足湯」と言う名の足湯が設置されておりました。
せっかくだからと、入りました。映画村で歩いていて、それなりに疲れていたのが解消されました。なかなか気持ちよかったです。
私は、てっきり渡月橋も渡るのかなと思ったら渡らず、桂川沿いを上流に向かい嵯峨野を目指しました。
相変わらず嵯峨野の竹林は風情がありますね。
もう夕方だったので、薄暗かったですが、余りひとも通っていなかったので、風になびく葉擦れ音がサワサワと響き、気持ちよかったです。
ゆっくりと散策しながら、おみやげなんぞも買って、ふたたび嵐山駅に戻り、そこから京都駅行きのバスに乗り込みました。
京都駅でロッカーから荷物を取り出し、バスで今晩のお宿を目指します。
河原町三条にあるホテルを取っておりました。
ホテルに到着して、ノートパソコンで晩ご飯を取るお店を検索。
朝食は付いているのですが、晩ご飯は無いので、場所柄お店には困らないものの、何か京都らしいものがいただきたいなあと思っておりました。
調べていた旦那様が「これ、いいよ。絶対きみ向きっ!」と声を上げます。
なんと幕末期、池田屋騒動で有名な池田屋の跡地に、「池田屋」という名の居酒屋があるというのです。
即決でした(笑)
私は跡地がパチンコ屋になっているというのは知っていたのですが、いつの間にかお店に変わったんですねえ。
上段の写真は、そのお店の外観です。歩いて向かったのですが、非常に目立っていてわかりやすかったです。
下段の写真は、最初テーブルにセッティングされていたものと、メニューです。どれも凝った作りですよね(笑)
でも、残念ながらメニューの内容は、よくある居酒屋のラインナップ。まあこれはしょうがないことですけどね。
その中でも地酒とかなるべく京都っぽいお料理を選びましたが、ここはネタとして入ってみただけなので、早々にお店をあとにしました。
中には大階段(蒲田行進曲なんかで有名な階段落ちの場面に似せてある)が設置されておりました。
お店の外側には、古くからある「池田屋騒動之址」と書かれた石柱(写真左)と、このお店が立てた案内看板が(写真右)ありました。
池田屋騒動は、元治元年6月5日、池田屋で京都市中に火を放ち天皇を長州に連れ出そうと企てていた長州藩士が集まっていたところに、新撰組隊士が踏み込み、斬り合いになったという事件です。
それまで壬生浪(みぶろ)などと呼ばれ、京都の人々にさげすまれていた新撰組の名を知らしめた事件でもあります。
この事件によって、維新が一年遅れたとも言われております。
まあでも、京都の人々はどちらかというと長州贔屓ですからねえ。
お店が立てた看板の文は、どちらかというと討たれたがわ、長州側に寄った文章が多かったです。
毎年亡くなった方への慰霊祭も執り行われているとのことでした。
祇園辺りで、呑もうかと言うことになり、三条大橋を渡ります。
この橋のたもとにも案内板があり、未だに三条大橋の欄干に幕末期の刀傷が残されていることを知りました。
池田屋騒動の時に、付けられたものではないかとの話もあって、ついつい欄干を丁寧に観て、しっかりとその刀傷を確認しました。
祇園で日本酒の品揃えの良いお店を発見し、そこで呑み、京都二日目の夜は更けました。
京都三日目。
あいにくの雨模様。
ホテルのバイキングで朝食をいただき、チェックアウト後だけれど荷物を預かってもらえたので楽ちんに出かけました。
バスで移動するため、四条河原町の交差点を目指します。
道すがら、ホテルからさほど離れていないコンビニの前で、石柱を発見。
なんと、「坂本龍馬・中岡慎太郎 遭難の地」でありました。
そういえば、ここらへんでありました。
坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺されたのは。
もっとも、中岡慎太郎は、襲撃されたあと、まだ息があって、襲撃者の特徴なんか(話していた言葉)を細々と言い残したんでしたっけ。
ああ、そいやあ、来年の大河ドラマは坂本龍馬だったっけ……。
そんな事を考えつつ、立ち止まりしっかり立て看板を読みました。
読み終えて写真に収めてから、バス停を目指しました。
本日も京都市内観光でございます。
出発間際のバスに駆け乗り、目的地を目指しました。
最初の目的地は、清水寺です。
やっぱり清水寺も、ん~十年ぶりでございます。
バス停で降りて、てろてろと坂道を登ります。
こんなに、キツかったっけ?(^^;)
何度行き交う人力車の誘惑に駆られたことか(爆) それでもなんとか、清水坂も登り切り、清水寺に到着。
着物姿で撮影大会している人々や、修学旅行生が当然ですが大勢いらっしゃいました。
運の良いことに、33年ごとに御開帳の秘仏、観音像を拝むことが出来ました。
それにしても思うのは、自分の足で、自分のペースで、ある程度年齢を重ねてから、こういう場所を訪れるとまた違う感慨があるものだなあと。
特に学生時代に一度訪れたとき、余計にそう感じます。 数年前に日光を訪れたときも、同じような感慨がありました。
今回清水寺を訪れた目的のひとつに、舞台に対岸子安の塔からの眺望を楽しみたいというのがありました。
下段の写真2枚が、対岸から撮ったものです。
あいにくのお天気ではありましたが、でも、雨に煙る清水寺というのも、趣深いと思います。
清水寺をゆっくり散策し、清水坂の陶器屋さんの2階でひと息。
修学旅行生を眼下にしながら、旦那様はコーヒーを。私は御抹茶をいただきました。
そのお店で清水焼の器も買い求めたあと三寧坂へ。
更に三寧坂から二年坂に入りました。
その二年坂の途中、民家を利用したお蕎麦屋さんがあったので、お昼を取りました。
写真上段の左側が、私がいただいた「きのこ蕎麦」
右が旦那様がいただいた「ニシン蕎麦」です。
どちらも美味しかったです♪♪
お店を出て二年坂から高台寺通りに出て、途中のお土産屋を冷やかしつつ、途中から裏小路へ。
石塀小路を経て下河原通りに出ました。
そこから祇園八坂神社を右手に見ながら、東大寺通りへと抜けました。
下段の写真左は、その小路の途中の京都らしい風情を感じた場所。
右が祇園八坂神社の東大寺通りに面した入り口です。
祇園八坂神社の前を通り過ぎ対岸に渡ってバスを待ちます。
本日のメインイベント、京都御所参観のため、御所を目指しました。
本当は桂離宮も参観したかったのですが、いっぱいで無理。
京都御所もぎりぎり2人分空いていて、ネットで申し込みが出来たのです。
今出川通り沿いのバス停で降り、烏丸通りに折れ、乾御門から入り受付場所の清所門を目指しました(右写真)
あとで知ったのですが、この清所門、下々の者が通る通用門なのだそうです(^^;)
築地塀(ついじべい)がずーっと続いていて、テレビや映画で見た光景ですが、実際に自分の目で見ると、ずいぶんと美しいものだなあと思いました。
受け付け開始の時間となり、ついに御所内の敷地に入りました。
門をくぐってすぐの建物にいったん集まり、そこに案内をする方が呼びに来てくれます。
私たちは1時間の標準コース。他に、短縮コースというのもあります。
ほどなくお呼びが掛かり、移動となりました。
案内順路はこちらのページがわかりやすいです。
① 宜秋門(ぎしゅうもん)
清礼門と違い、この門は宮・摂家、公卿が参内する時に開かれるそうです。別名が「公卿門」
親王・摂政や関白、老年の大臣以外は牛車での通行が認めれれていなかったとのことでした。それから、5月の葵祭は、この門から出発するそうです。
② 御車寄(おくるまよせ)
こちらは、まだ自動車が無かった時代の車寄せの場所だそうです。
次が「諸大夫の間」 正式の用向きで参内した方が控える間だそうで、身分別に部屋が別れて、3部屋あります。
③ 虎の間
公卿が控える部屋。
④ 鶴の間
殿上人が控える部屋。
⑤ 桜の間
それ以外の方が控える部屋。
⑥ 新御車寄(しんおくるまよせ)
自動車を寄せる場所。 ② の「御車寄」との年代の違いが、後ろ側の建物の窓がガラスになっていることに現われています。
⑦ 月華門
紫宸殿(⑨)を囲む丹塗りの回廊、その西側に設置されている門。
⑧ 月華門から臨む日華門
月華門の反対側、東側には日華門が設置されています。同じ位置にあるので、こうして門の先に門を見ることが出来ます。
⑨ 回廊の真南、承明門から臨む紫宸殿
内裏における公式な儀式(天皇元服・立太子・節会など)が行われた正殿。
今回の参観では、これ以上中には入ることが出来ませんでした。かすかにですが、壮麗な天皇が座る高御座が見えました。
南側に広がる白砂の庭は「南庭(だんてい)」と呼ばれているそうです。
⑩ 左近の桜 近くに左近衛が配陣されていたので、この名前の由来。
⑪ 右近の橘 こちらは右近衛が配陣されていたからというのが名前の由来。
⑫ 檜皮葺(ひわだぶき)屋根の模型 紫宸殿を始め、随所で見られる屋根の作りを表した模型がありました。
ヒノキの樹皮を何枚も何枚も重ねて作られています。
⑬ 建礼門 京都御所の正門。御即位大礼などの儀式の時のみ開かれるが、最近は国賓クラスの来訪時にも開けられるそうです。
⑭ 春興殿(しゅんこうでん)
大正天皇の即位礼に際して、後位継承のしるしである三種の神器の一つ「神鏡」を奉安するために建てられた建物なのだそうです。
銅板葺きの屋根が特徴的。緑青が浮かんでいるけれど、それが味になって綺麗です。
⑮ 清涼殿(せいりょうでん)
天皇の日常生活の場として使われた御殿です。
平安時代からのもので、物語の中にも出てきますよね。
ここに看板があって、天皇陛下がこなさなければならない年中行事が書かれていましたが、その数300?!
一年のうち、ほとんどの日に、行事があるようです。
植えられているのは左が「唐竹」で右が「呉竹」だそうです。
⑯ 小御所(こごしょ)
平安期の建物の造りなので、雨戸でなく上から下ろす鎧戸のような造りです。
西本願寺なんかもこのタイプでした。
小御所というと、「小御所会議」が有名でしょうか。
慶応3年12月、「王政復古の大号令」が発せられた夜に徳川慶喜の官職辞職と徳川家領の削封が決定された会議のことです。
その会議がここで行われたのです。
⑰ 御学問所(おがくもんじょ)
小御所と廊下で繋がれているのですが、こちらは江戸期の造り。雨戸が付いておりました。
基本的には、名前の通り勉強をする場所なのですが、親王宣下や御進講、月次(つきなみ)の和歌の会などにも使われたそうです。
⑱ 御池庭(おいけにわ)
回遊式の庭園。船遊びにも使われたそうです。右手の橋は有名な欅橋。
⑲ 御内庭(ごないてい) 御池庭が明るい感じに反してひなびた造りの庭。橋の奥には茶室があるそうです。川の水は御池庭につながっています。
⑳ 手前が「迎春」 奥が「御涼所」 遠くからの見学のみ。
21. 御三間(おみま)
宮中御内儀の行事が行われた場所だそうです。
外から見てもわかるのですが、内部は、下段の間、中段の間、上段の間に区切られていて、段差がついております。
案内人の方が紹介してくれたのが、障子の紙の貼り方。節約しやすいように、貼り方に工夫がされております。
22. 1時間の参観が終了。振り返って見た風景。左に見える屋根が先ほどの「御三間」です。
非常に充実した時間を過ごしました。機会があったら、ぜひ参観されることをお奨めします。
晴明神社を離れバスでホテルまで戻り荷物を受け取ってから、京都駅を目指しました。
駅ビル内でおみやげをたくさん買ってから、一番早い新幹線に飛び乗りました。
晩ご飯は車内販売のお弁当(写真は取り忘れ)。無事に東京駅に到着。自宅にも日付が変わる前に帰宅できました。
昨日帰宅する頃も、雨が降っておりました。
でも、今日は快晴。
気持ちいいです。
おみやげをあれこれと購入してきました。自宅用の食品がメインかも。
① 「菓子匠 千寿庵吉宗」のわらび餅
奈良で購入。国産本わらび粉で作られたもの。
近所とかで見かけるのは馬鈴薯の澱粉なんかを混ぜ込んである、まあ、まがい物と言ってもいいでしょう(美味しいものもありますが)
さすが、本わらび粉使用のこれは、もっちもちでぷるぷるで美味しかったです。
② 「聖護院八ッ橋」の生八ッ橋 「聖・四聖」
京都で購入。生八つ橋はいろいろなお店がありますが、私はここのが、一番好きなんです。
四種詰め合わせで、左上:ニッキ、右上;黒ごま、左下:抹茶、右下:栗。どれも美味しかったです♪♪
③ 「御膳麩司 麩嘉」の生麩
京都滞在二日目の晩、日本酒の品揃えが良かった祇園の飲み屋。そこで生麩の天ぷらをいただきました。
これがまあ、美味しくて、我が家でも試してみようと、京都駅ビル内で購入しました。
写真内上から、抹茶、粟、胡麻 の三種類を購入。最初は刺身でいただき、次に天ぷらにしてみました。美味しかったですぅ~♪♪
④ 漬け物あれこれ
やはり、京都に行った以上、美味しいお漬け物は買ってこなくては! と(^^;)
でも、時間が余り取れなかったので、最終日に駅ビル内で試食をしながら購入しました。
「京つけもの もり」で購入したのは、ちりめん山椒、ゆず入り大根、里ごぼうの3種類。
「京つけもの 西利」で購入したのは、千枚漬け。
「もり」の漬け物は主に旦那様が選んだのですが、大好きな千枚漬けだけは、以前から好みの「西利」にさせていただきました。
他に、清水焼のペアおちょこ、ちりめんを使った猫七福神の吊し、とか、純米酒を3本ばかり購入してきました。
これは、京都御所の参観に行ったとき、最初の集合場所になった建物内の売り場にあったものです。
ここでしか購入できません! なんてうたい文句に誘われて購入しました。
もっとも、この手のものは買うつもりでいたんですけどね。
左の写真の中に、右の4冊が収められているんです。
薄いリーフレットではありますが、写真が満載で中々見応えがあります。
いずれは、京都御所だけでなく、他の三箇所にも出向きたいものです。