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ほえほえ日記

〜フォントサイズ「小」で綺麗に見えるように書いています〜

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2009-10-25-Sun 曇り空の日曜日 [長年日記]

京都観光

西本願寺京都滞在2日目。
駅前のホテルでおばんさいの朝食をいただいてから出発。
空は曇り空。雨は降りそうにはありませんでした。
駅のロッカーに荷物を入れてから、徒歩で出発。

まず向かったのは、西本願寺です。
NHKのテレビ番組で、御影堂の屋根の修復を放送していて、修復後の姿を見てみたいなあと思ったからです。

あまりに大きくて、境内の隅っこに寄って撮影したけれど、入り切りませんでした(^^;)
瓦屋根が美しかったです。
警備のひととふとした事でお話しをする機会があったのですが、とても詳しくお話しをしてくれました。

嵐山鉄道で

記念鉄道嵐山鉄道西本願寺を堪能してから、目の前のバス停からバスで移動。
嵐山鉄道の駅近くで降りました。
チケットを買って、嵐山鉄道で太秦を目指します。

乗ろうと思った電車は、「源氏物語」の記念電車でありました。
車体に源氏物語の絵巻が描かれています。

嵐山鉄道は、一部道路を車と平行して走る区間があります。
市電とはまた違うのですが、以前乗ったとき強く印象に残っていました。
チケットそこで、今回はビデオを持ってきていたので、運転席のすぐ後ろに陣取り、旦那様が撮影してくれました。
うちの旦那様にとっては初めての経験で、面白がっておりました。

下段の写真は、購入したチケット。
向かう予定の映画村の入場券と2回分の乗車券がセットで割引価格になっていました。

ん~十年ぶりの嵐山鉄道。変わらず走っていて嬉しかったです。

東映太秦映画村

 試衛館新撰組屯所太秦映画村
ほどなく、「太秦駅」に到着。
道路を渡って10分程度、歩きます。

いや~ここも、ん~十年ぶりでございます。
ハッキリ言って、前の記憶がほとんど無く(^^;) 新鮮な気持ちで楽しめました。

東映なので、特撮ものの展示も数多くありました。
ちょうど戦隊ものの「赤」だけを一堂に集めた展示なんてものも、やってました。ゴレンジャーのレッドから最新のレッドまでそろい踏みでした。

写真は左から、撮影村入口。真ん中は「新撰組屯所」、右は「試衛館」。京都の屯所と江戸の試衛館が同敷地内にありました(笑)

福本清三ショー!!

 出演者一覧看板
さて、今回「東映太秦映画村」を訪れた最大の目的は、
「福本清三ショー」
を観るためです。
いやあ、ずっと観たくて観たくて、楽しみにしていたんです♪♪

大好きな福本さん♪♪
開演の15分以上前から、良い場所を確保する為に、移動しました。
もう、わくわくです(爆)

以前からショーは行われていましたが、撮影禁止という話を聴いておりました。
でも、今回行ってみたら、なんと撮影ショーなんて書かれていたんです。
そんな理由から早々に場所取りに走ったのです。
メインの出演者福本清三さん
ほどなくショーが始まりました。

前口上の中で、更に嬉しい事実が判明!

ショーの後に出演者と記念撮影が出来るというのですっ!!!
ええ、もちろん、並びますとも。
絶対福本さんと並んでの写真を撮りますとも!

舞台設定は幕末京都。
福本さんの役柄は、妻を亡くした浪人もの。
身体を壊していて、ひと切り家業に手を染めています。
唯一の女性出演者、井上さんは、女医さん。福本さん演じる浪人さんのお世話をしたひと。でも、実は許嫁を暗殺したのは、この福本さんという設定。
柴田さんは、その女医さんの兄で、見廻り組から追われている立場。
派手な衣装の西村さんは、見廻り組の筆頭で、女医さんの兄を追っている立場。

前半は、物語が進み出演者が出そろい、さあこれから立ち回りという所で、区切られます。
ここで演出家の方が登場して、出演者の紹介とこれからの展開、そして立ち回りをゆっくりとした動作で見せてくれます。
それが終わると、いよいよ後半のスタート。
さきほど、ゆっくりとした形で見せられた立ち回りが、通常のスピードで迫力満点に展開されます。
そして、いよいよ、福本さんの見せ場がやってきますっ!!
ラスト刀がぽとりのけぞり~!
女医さんの兄ををかばって見廻り組筆頭が隠し持っていた拳銃で撃たれた福本さん。

左 よろける福本さん。

真ん中 刀をぽとり。

右 福本さんの真骨頂! のけぞり~~!!

あああ、もうこんな間近で、福本さんののけぞりが観られるなんてーーーっ!!
感動の30分でありました。

このあと、更に感動。
出演者との記念撮影であります。

福本さんと握手をしたときには、涙が出そうになりました。もちろん、撮影したビデオも並んで写した写真も、お宝です♪♪♪

嵐山・嵯峨野へ

嵯峨野太秦映画村を後にして、ふたたび嵐山電鉄に乗り込み終点嵐山を目指しました。
嵯峨野を歩いてみたいという旦那様のご希望があったからです。

嵐山駅に到着すると、なんと駅舎内に「駅の足湯」と言う名の足湯が設置されておりました。
せっかくだからと、入りました。映画村で歩いていて、それなりに疲れていたのが解消されました。なかなか気持ちよかったです。

私は、てっきり渡月橋も渡るのかなと思ったら渡らず、桂川沿いを上流に向かい嵯峨野を目指しました。

相変わらず嵯峨野の竹林は風情がありますね。
もう夕方だったので、薄暗かったですが、余りひとも通っていなかったので、風になびく葉擦れ音がサワサワと響き、気持ちよかったです。

ゆっくりと散策しながら、おみやげなんぞも買って、ふたたび嵐山駅に戻り、そこから京都駅行きのバスに乗り込みました。

海鮮茶屋「池田屋」

池田屋外観2池田屋外観京都駅でロッカーから荷物を取り出し、バスで今晩のお宿を目指します。
河原町三条にあるホテルを取っておりました。

ホテルに到着して、ノートパソコンで晩ご飯を取るお店を検索。
朝食は付いているのですが、晩ご飯は無いので、場所柄お店には困らないものの、何か京都らしいものがいただきたいなあと思っておりました。

調べていた旦那様が「これ、いいよ。絶対きみ向きっ!」と声を上げます。いろいろメニュー
なんと幕末期、池田屋騒動で有名な池田屋の跡地に、「池田屋」という名の居酒屋があるというのです。
即決でした(笑)

私は跡地がパチンコ屋になっているというのは知っていたのですが、いつの間にかお店に変わったんですねえ。

上段の写真は、そのお店の外観です。歩いて向かったのですが、非常に目立っていてわかりやすかったです。
下段の写真は、最初テーブルにセッティングされていたものと、メニューです。どれも凝った作りですよね(笑)

でも、残念ながらメニューの内容は、よくある居酒屋のラインナップ。まあこれはしょうがないことですけどね。
その中でも地酒とかなるべく京都っぽいお料理を選びましたが、ここはネタとして入ってみただけなので、早々にお店をあとにしました。
中には大階段(蒲田行進曲なんかで有名な階段落ちの場面に似せてある)が設置されておりました。

池田屋騒動跡地

茶屋が立てた看板石柱お店の外側には、古くからある「池田屋騒動之址」と書かれた石柱(写真左)と、このお店が立てた案内看板が(写真右)ありました。
池田屋騒動は、元治元年6月5日、池田屋で京都市中に火を放ち天皇を長州に連れ出そうと企てていた長州藩士が集まっていたところに、新撰組隊士が踏み込み、斬り合いになったという事件です。
それまで壬生浪(みぶろ)などと呼ばれ、京都の人々にさげすまれていた新撰組の名を知らしめた事件でもあります。
この事件によって、維新が一年遅れたとも言われております。

まあでも、京都の人々はどちらかというと長州贔屓ですからねえ。
お店が立てた看板の文は、どちらかというと討たれたがわ、長州側に寄った文章が多かったです。
毎年亡くなった方への慰霊祭も執り行われているとのことでした。

祇園辺りで、呑もうかと言うことになり、三条大橋を渡ります。
この橋のたもとにも案内板があり、未だに三条大橋の欄干に幕末期の刀傷が残されていることを知りました。
池田屋騒動の時に、付けられたものではないかとの話もあって、ついつい欄干を丁寧に観て、しっかりとその刀傷を確認しました。

祇園で日本酒の品揃えの良いお店を発見し、そこで呑み、京都二日目の夜は更けました。

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