ほえほえ日記
〜フォントサイズ「小」で綺麗に見えるように書いています〜
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あと一週間くらいは、気温が低めの日が続くそうです。東京と比べると、ここら辺は夜間になるととっても寒いです。
ここ数日は、ストーブを点けるほどでも無かったのですが、今日はむっちゃ冷えてる。
日中いっときしかお日様が出なかった影響もあるのでしょう。
昨日枝を払われた庭の木々もちょっと寒そうです。
日本は安全な国である……という感覚はもう随分と崩れてきているように感じます。
治安の悪化も感じますし、人心の劣化とでも言うのでしょうか、親が子を殺したり、子が親を殺したり、大量無差別殺人をもくろんだり……
外国人による犯罪が増えているのも事実でしょうが、「普通」と周りから思われるような、思われていたような人でさえ、犯罪に手を染めるという事件が増えてきているように思います。
いつからこんな風になってしまったのか。
核家族という言葉から始まって、家族形態を表す時代時代の言葉はあると思いますが、そういう言葉が出てくる事にも、人心の劣化が内包されて言うような気がします。
昔ながらの大家族の形態が必ずしも正しいとは言い切れない面もあるのですが、隣近所とのおつきあいも疎遠になりつつあるのも要因のひとつのように思えます。
また、「個」を大事にする教育には諸手を挙げて賛成しますが、「特化した個」を持っているという誤解から、その「特化した個」を助長させるような考えには、ついていけません。
「自分の子供は特別」に違いないという思いこみをしている親世代というのが、確実にいるような気がします。
外国のニュースで大きく取り上げられた、福知山線の列車脱線事故。
整備不良や安全点検・確認のゆるみからくると思われる、数々の事故・ミスを起こしている日航。
飲酒をして運転するバスやトラックの運転手……
企業・仕事においての、性善説も危うくなってきている気がします。
いつからこんな風になってしまったのか。
企業体として、経済活動として、目先の利も確かに大事なのですが、「人の命」を預かっているような職業、「人の命」を脅かすような事故を起こす可能性がある職業の人は、利よりも安全性・確実性を見直してもらいたいと思います。
福知山線の脱線事故。たくさんの方の命が失われました。
日を追う毎に、企業体としての西日本の体勢・環境が報道されています。
もちろん、運転手としての未熟さ、過失はあったとしても、会社からのプレッシャーがそれを生み出したような気がしてしょうがありません。
毎日のニュースを見ながら感じた事を書き連ねてみました。
事故関連で思う事。<br>企業はユーザーの求めているものを提供しようと考えるものです。<br>JRの事故も速さと安さの提供をしようとしていたのでしょう。<br>誰でも速くて安い方がいいですからね。<br>安全だけど遅くて高いのでは勝負にならないですわね。<br><br>ただ、国鉄時代の負債を背負った企業が競争に勝とうとすれば<br>どこか無理をせねば競争に勝てなかったのでしょうね。<br>そして安全が犠牲に、ということかと。<br>つまりはかつての国鉄計画の杜撰さと<br>より速くより安くと求めるユーザーの欲により<br>起こるべくして起きた事故だと感じています。<br>国鉄の計画が破綻したのも人の欲の結果でしょうから<br>突き詰めれば人の持つ欲の餌食ということに。<br>資本主義社会に於いて欲というものは大きな原動力になるものの<br>こういう事も産むのだろうと思ったりします。<br><br>何事も事故が起きる確率はゼロではないのだから<br>その確率を下げる努力をしなければならないものです。<br>言ってしまえばこれまでは単に事故になっていなかっただけかと。<br>それは自分が運転する車でも同じことが言えるでしょうね。<br>自動車も人の命を奪う凶器になりうるのですから。<br>人の批判より行動を見直すべきかと。<br>マスコミは正義面しての叩き報道はヤメて欲しいものですね。
「速かった」のかもしれませんが、「安かった」のでしょうか?<br>私が得た情報だと、値段が他の私鉄よりも高くかつ時間的には変わらなかった為、「値段を下げる」という選択をせずに、「値段そのまま、速さを追求する」方に傾倒したと認識しています。<br>つまり、ユーザーのニーズよりも、価格を守りたかった。値下げをしての「薄利多売」を選ばなかった企業の要求のように思えます。<br>ワイドショー的なネタとしての提供はどうかと思いますが、マスコミ。<br>正義面しての叩き報道と受け止めるかどうかは、自分の認識の問題だと思います。<br>提供されている情報を鵜呑みにせず、かつ検証していけば、マスコミが騒ごうと踊らされる事は無いですよね?<br>もちろん、踊らされる人が多いのは事実でしょうが、私は、かうじが言うところの、マスコミの叩き報道は、単にその媒体の考えを訴えているに過ぎないと受け止めております。
より速くより安くと求めていたのはユーザーであり世間だと思うのですよ。<br>値段を下げる選択をしなくても速度を上げて割安感をということも安さの一つの在り方でしょう。<br>ユーザーが安全はタダだと思っていることもあるかもしれませんね。<br>事故が起きるまでは安全で事故が起きたから危険、ではなく<br>常にリスクはありそのコストは含まれているのに<br>鉄道の運賃の中では論じられることは少ないように思います。<br>って、私自身ここでっこみを書かねば考えもしませんでした、恥ずかしながら。<br>確かに正義面というのは言い過ぎでしたかね。<br>叩く事を望んでいるのはマスコミユーザーであり<br>好き好んでマスコミは叩きをしているのでは無いかもしれませんね。<br>報道機関が正しい報道に努める、というのであればもっといろんな角度での報道が欲しいとは思うのですが。<br>いかんせん今の日本は人心が寒いので寒い報道しかあり得ないということでしょうかね。
「速度を上げて割安感を」というのは、企業側の考えではないでしょうか?<br>料金を下げたくないがユーザーは増やしたい。または減らす事は避けたい。<br>そうすると、どうしたらいいのか?ダイヤを過密にし、速度も上げれば、割安感が生まれるのではないか?<br>そう企業側が考えて実行したことなのではないでしょうか?<br>ダイヤそのまま、速度そのままでも、単純に他社に比べて値段を下げれば、利用者にとっての割安感は生まれますよね?<br>結局、料金の利を優先したが為に、無理をしなければならなかったのは、企業側のニーズの結果であって、ユーザー側のニーズと必ずしも合致していない物と思います。<br>「安ければ(なんでも)良い・割安感があれば(なんでも)良い」というユーザー側のニーズは、確かにありますが、そのニーズに応えるべくどういう取捨選択をするかは、企業側の問題だと思われるわけなんです。<br>今回のJR西日本に限らず、三菱自動車にしても、日航にしても、そこらへんの取捨選択を間違えてしまったのだと思います。
そうですね、時は金なり、と思うこともありますよ、私は。<br>もちろんダイヤに変更なく料金が下がれば安くなったと思うのは当然ですね。<br>しかし、例えば山へ行くのに高速を使わないで下道で行き出費を減らしても<br>滑る時間が減れば滑るという目的に対し考えれば割高く感じるとか。<br>目的を達成するに掛かる費用は1円たりとも無駄でなく<br>目的を達成するに至らぬ費用は1円たりとも無駄である、と思ったりします。<br>こういう考えをする人間は私だけ?<br>だから 「速度を上げて割安感を」は決して企業側だけの考えではないと思んですね。<br>いずれにせよ3社による競争によりもっとも恩恵を受けていたのは利用者でしょうね。<br>国鉄の民営化によって競争は激しくなったと思いますし<br>その競争激化による負の部分が顕在化したように思えます。<br>社会の在りようと企業の在りようは無関係ではないと思うんです。<br>ただ、社会背景がどうであれ事故を起こしたのはJRの責任でしかありませんけどね。<br>事故の部外者の我々は事故を他人事と考えがちですが<br>社会背景を考え直すことによりより良い社会につなげる事も可能になると思っています。