ほえほえ日記
〜フォントサイズ「小」で綺麗に見えるように書いています〜
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ここら辺のシネプレでは、昨日が上映最終日。
観たい観たいと言っていた旦那さまは、あいにく外すことができないお仕事でお出掛け。
なのに、予定よりも早く仕事を終えることが出来て、急遽駅に迎えに行ったその足で、映画を観に行くことになりました。
さて、見終わった感想はというと……
う〜ん。久し振りにいろいろ自分で考えさせられる、感じさせられる映画を観たなあといった感じ。
何を描きたいのか、何を言いたいのか、難解と言えば難解なのですが、自分の中で色々な解釈や感想が湧き出てきたのも事実。
そういう意味では、面白くいい映画なのだと思います。
殺し屋シガーを演じる、ハビエル・バルデムの演技は凄いですね。
迫力がありました。ってか、マジ恐いっす(笑)
なんの躊躇もなく、表情ひとつ変えずに、自分の中の定義に乗っ取って、善人だろうと悪人だろうと区別なく、次々ひとを殺していくさまは、背筋が寒くなりました。
原題は「No Countory For Old Men」
この原題を如実に表しているのが、トミー・リー・ジョーンズ演じる老保安官。
もっと追いつ追われつの逃亡活劇に、この保安官が絡んでくるのかと思いきや、さにあらず。
どうにもできない、仕方がないというような言葉が体言化されてしまったような役所。
この映画、現実世界で起こりうる側面を切り取って表現したんだろうなあと思えます。
単純に受け取って(観て)、面白かったねえでは終わらず、受け取ってから自分の中である程度消化しなければならない映画であったと思います。