ほえほえ日記
〜フォントサイズ「小」で綺麗に見えるように書いています〜
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何を今更……なのですが(^_^;)
映画は観たあとで読もうと思って買っておいた本をようやく読み終えました。
浅田次郎著の本としては、「憑神(つきがみ)」についで、2作目となります。
いやあ……涙搾り取られましたよ(爆)
「憑神」のときは、小説が先で、映画があとでした。
今回は逆で映画が先で小説があと。今回はこれで正解だったようです。
映画という時間の枠の中では描ききれず、本来ならもっとあったはずと観た当時思ったのですが、それをしっかりと受けとめることが出来ました。
文中の南部弁も、映画のおかげでその発音や声の抑揚、そんなものがすとんと読んでいて自分の中に落ちてきました。
方言、お国言葉ってなかなか文章だけだとわからないんですよねえ……やっぱり実際にひとが話した言葉を耳で聞いていないと。
「憑神」を読み返しても主人公は妻夫木くんに重ならないのですが、「壬生義士伝」は読んでいて頭の中に浮かぶ主人公の姿は、中井喜一そのひとでした。
小説のほうが断然面白かったのですが、映画としての壬生義士伝も描き方としてはよく出来ているのだと思います。
少なくとも「憑神」の映画ように、肝心要の部分を描き切れていないということはありませんでしたから。
それにしても……浅田次郎って巧いなあと……つくづく感じさせられました。
一番最後の、仮名混じりの手紙。最後にこれを持ってくるあたりが、非常に巧い。
愛蔵本決定です♪