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ほえほえ日記

〜フォントサイズ「小」で綺麗に見えるように書いています〜

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2005-11-01-Tue 冷え込んでいる火曜日 [長年日記]

映画の日 「コープス・ブライド」

コープス・ブライド本日は映画の日です。¥1000で1本見る事が出来るのですから、見ないわけにはいきません。
と言う事で、旦那様と一緒にほぼ1日掛けて映画3本を見てきました。
1本目は、ティム・バートンの「コープス・ブライド」です。
題名からすれば、やれゾンビだ死体だと、ホラーな世界なのですが、さすがはティム・バートンの世界。
そういう背景にしながらも、幸せな気分になれる映画を作ってくれております。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」でも、キュートなジャックを魅せてくれたティム・バートン。
今回も上半身の半分は骸骨、下半身は上半身とは反対側が骸骨、皮膚は青ざめ、あちこち肉がそげている……という状態の花嫁を愛らしく、優しく、時には色っぽく描き出してくれております。
ストップモーション・アニメ。当然の事ながら手間暇はとんでもなく食いまくりの作品なのですが。
その手間暇掛けただけの出来映え。表情豊かな出演者達。そして更にその出演者を生かしてくれる声優さんに後押しされて素晴らしい作品になっていると思います。
主演のジョニー・デップは、ティム・バートン映画の常連さん。今回も主役のビクターの声を担当。
本当に良い役者、優秀な役者だと思います>ジョニー・デップ。カリビアンの海賊のような役もこなせれば、今回の気弱で心優しい青年もしっかり「声」だけで演じ切れてしまうという……この先も目が離せない役者だと思います。
そしてコープス・ブライド、死体の花嫁の声優は、ティム・バートン現夫人でもあるヘレナ・ボナム=カーター。
若いまま時を止めざるを得なかった花嫁の、可愛らしさ、色っぽさを演じてます。
主人公の本来の花嫁、生者の花嫁を加えて三人模様が描かれるのですが、最後はきちんと三人ともハッピーエンドなのが何とも幸せな気分にさせてくれます。
今回も、サブキャラが個性的。ナイトメアのゼロも大好きですが、今回出てきた骨わんこ「スクラップ」も可愛いです。
そして、6つの瞳、しかも全部くりんとカールしたまつげ付きの蜘蛛(性格は世話焼きのおばさん)がこれまたキュート。
本当に、普通なら顔をしかめられそうなキャラクターをあれだけ魅力的に、かつ好きにさせる事が出来るってのは、素晴らしいと思います。
様々なオマージュも盛りだくさんで、絶対に見ておいて損は無い作品です。

「チャーリーとチョコレート工場」

チャーリーとチョコレート工場そして、二本目。これまたティム・バートン作品。
おまけに、出演陣が、「コープス・ブライド」とかなり被っています(^_^;)
ジョニー・テップ、ヘレナ・ボナム=カーター、そして御大クリストファー・リー。
主役のチャーリーを演じるのは、フレディ・ハイモア。私のとっては、虎ちゃん映画「トゥー・ブラザーズ」で虎と仲良く遊んでいたとっても羨ましい男の子。
たいがいの人は、原作本、読んだ事あるのではないでしょうか?
もちろん、私も読んでおります。で、夢中になったひとりでもあります。
その期待を裏切る事のない素晴らしい映像化の作品だと思います。
秀逸なのは、やっぱり「ウンパ・ルンパ」でしょう。
スティーブ・ロイが、何人もの演じ分けの妙を見せてくれております。同じ人が演じているにもかかわらず、「そういう部族・種族よね〜」と納得させられてしまいます(笑)
そして、前記の「コープス・ブライド」も、なのですがダニー・エルフマンの音楽が素敵で絶妙なんです。この音楽が無かったら、何か物足りない映画になっているかも知れません。
CD買っちゃおうかな……なんて、旦那様と話しております。

この映画、唯一気になった点があります。それは、チョコレートの川を舟に乗って渡るのですが、その途中で、ウィリー・ウォンカがチャーリーに「飲むと元気が出るから」と言ってチョコレートの川からお玉でひとすくい、差し出すのです。
そ・の・! チョコレートが薄いっ!! どーみても、水で溶いたココアにしか見えないっ! その前にオーガスタスが川にはまって、ねっとりと濃度の濃いチョコレートまみれになっているのに、お玉ですくったチョコレートがそんなに薄いのはなぜ?って感じなんです。
そこだけ、もうちょっと修正してほしいかな……やっぱ、チャーリーの口のまわりに濃厚そうなチョコレートが欲しかったところです。
その点を除けば、見ておくべき作品だと思います。

「シン・シティ」

シン・シティ原作はアメコミ。ですが、読んだ事はありません。
旦那様が最初に見たいっ! って言っていて、CMとかHPとかでチェックして、面白そうかな……って思えたので、見てきました。
当然、その成り立ちや背景、個々のキャラの特徴や特製はぜんぜん知りませんでしたが、それでも楽しむ事が出来ました。
「ディック・トレーシー」が映画化された時も、そのアメコミライクな表現力に驚かされましたが、原作を読んでなくてもこの「シン・シティ」もアメコミの原画を感じさせてくれる映像美が展開されておりました。
モノトーンの妙技というのでしょうか、所々に配されるカラーがとても効果的です。

そういえば、スマステの月一吾郎で、吾郎ちゃんは評価低かったですね。
「なんだかマンガみたい」とか「殺しすぎ」とかなんとか。
「殺しすぎ」ってのは、確かにそうなのですが、舞台設定を考えれば納得の範疇。「マンガみたい」ってのは、当然ですな(笑)
相変わらず吾郎ちゃん、笑わせてくれます。もうちっと、お勉強しようねって感じですね(苦笑)

原作を知っておいた方がより楽しめるかもしれないですが、知らなくても楽しめる作品だと思います。

帰りにラーメン「がんこやラーメン かるがん」

お店外観映画を3本見終わったら、予想通りというか予定通りというか、とっぷりと日が暮れておりました。

映画を見ながらポップコーン食べたり飲み物を飲んでいましたので、滅茶苦茶お腹が空いている……
という事は、ぜんぜん無かったのですが……

かと言って、このまま何も食べずに帰宅すると眠る直前に「お腹が空いた〜」という事になりそうだったので、
前前から気になっていた帰り道にあるラーメン屋さんに立ち寄りました。
いつも駐車場が満杯に近いんです。
美味しいのかな〜美味しそうかもね〜そのうち試そうね〜と言っていたお店なんです。ここ。

シンプルに

塩で食べる餃子ラーメン味噌ラーメンでも、それほどお腹が空いている訳でもないので……
いつもお客様でにぎわっていて、美味しいんだろうなあとは思いつつも初めてのお店なので、極々シンプルに注文しました。
私は味噌ラーメン(写真左)
旦那様はラーメン(写真中)
そして、塩餃子(写真右)
味噌も醤油も豚骨ベース。背脂が入っています。
シンプルだけど、しつこくなくて、とってもスープが美味しかったです。
麺は縮れのないストレートの麺なのですが、それにもかかわらずスープとよく絡んで絶妙でした。
チャーシューが薄切りではなくて、どちらかというとブロック。でも、とろとろで口の中で甘みが広がり美味しかったです。
塩餃子は、ライムを絞ってから塩を付けて食べます。これも、ニンニクが効いていて、焼き按配もよくて美味しかったです。
間違いなくリピートするでしょう。今度は色々他の種類のラーメンも食べてみたいと思います。

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