ほえほえ日記
〜フォントサイズ「小」で綺麗に見えるように書いています〜
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今晩放映されたTBSのドラマ。
何の気なしに見始めたのですが、やられました。
やっぱ倉本聰の脚本は泣かされることが多いです。
正直な話、時期柄とは言え、第二次世界大戦の特集が多く、息苦しいような思いをしておりました。
実際にあった事。終戦から65年経過したこと。私自身が戦争を知らない世代であること。
日本人として、人間として知っておかなくてはいけないこと、次世代に受け継いでいかなくてはいけない事と頭の何処かでは理解しているのですが、見ていると心臓をぎゅっとつかまれるような息苦しさを感じて、正直見ていて辛いのです。
実体験がないが故の息苦しさなんだと思います。
実体験であれば語り継ぐことも出来る。
でも、経験を伴わずただひたすら当時の映像、経験者の言葉を一方的に受け取るのはしんどいです。
それ故に、息苦しさをひたすら感じているのだと思います。
このドラマも何の気なしに見たのですが、息苦しさではなくひたすら哀しさを感じました。
ドラマの中での一番に言いたいこと。
「今の日本、これでいいの? いつからこんな日本になったの? いつから日本人はこんなになってしまったの?」
昨今新聞紙面や番組を賑わす様々な目を覆いたくなるようなニュース。
見るたびごとに、どうしてこうなってしまったのだろう? という疑問は、日々感じています。
それ故に、『歸國(きこく)』した英雄のとまどいや疑問や哀しさに、ついつい共鳴してしまいました。
救いが無かった訳ではありません。
石坂浩二とたけしのやりとり。小栗旬と八千草薫とのやりとり。少しだけ光が差した瞬間のようには思えました。
庭の草刈りをすると、これでもかってぐらい蝉の抜け殻が見つかる我が家の庭。
アブラゼミは毎日元気に鳴いております。
昨日から、ツクツクボウシが鳴き始めました。
そろそろ夏も後半戦に突入ですね。
庭でツクツクボウシが鳴き始めると、毎年そう感じます。
涼やかなヒグラシの声が欲しいけど、縁がないようです。我が家の庭は。